偏頭痛(片頭痛)と整体

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荒井由紀子様(仮名) 女性 36歳

偏頭痛、肩こり

「整体はゴキゴキするもので痛いと思っていましたが、先入観とは全く違うものでした。」
「今は何年も我慢して肩こりとつきあってきたことが、くやしくてたまりません。」
※「免責事項」こちらに掲載された事例やお客様の体験談は個人の感想や成果によるもので万人への効果を保証するものでないことをご理解ください。施術による効果には個人差があります。

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偏頭痛は取手の無痛整体院やすらぎへ

頭の部分的な部位で発作的に発生する頭痛。
脈打つような痛みや嘔吐などの症状を伴う場合も多く、明るい光や騒音といった外的な要因で発症するケースをはじめ、精神的なストレスから発症することもあります。

偏頭痛に関する誤解

偏頭痛は改善しない一生の病気。あきらめて我慢するか、薬を飲み続けるしかない?

頭痛に襲われたとき、まずは、脳腫瘍や怪我による血管破裂などの深刻な問題により頭痛を起こす場合を考えてください。

特に急激な頭痛や吐き気を伴うもの、めまいを伴う場合には、必ず病院で精密検査を受けることをおすすめします。

一方、病院で検査をしても脳に異常が見られない場合、偏頭痛とされるケースが多いようです。その原因は、脳の異常ではなく頭部の血管が拡張することで痛みが発生すると考えられています。

血管が拡張していると言われれば、なんとなく納得できる方もいるかもしれませんが、それはあくまでも相手の症状の訴えによるものとなります。

そんな偏頭痛ですが、その名のとおり頭の片側で痛みが発生したり、痛みの現れる部位が変動したり、両側が痛んだりします。

痛みの強さや痛みが続く時間、頻度も人それぞれ異なり、場合によっては、頭部の痛みだけではなく、吐き気や倦怠感を伴うこともあります。

さまざまな過去の文献や絵画を見ると、偏頭痛に関して記載されているものも多いことから、偏頭痛は現代病ではなく、人類が長い間悩まされてきた病気だということが推測されます。

年齢的には思春期頃から発症するケースもあれば、30歳前後に発症するケースもあるようです。また発症数を見ると、男性よりも女性のほうが数倍多いといわれています。

大抵の場合、根本的な原因はわからないので、対処療法として痛み止めを中心とした薬物療法が行われるケースが多いようです。

偏頭痛の薬物療法には大きく分けて2つの方法があります。
1つは、頭痛が出たときに頭痛薬を対処する方法。
もう1つは、頭痛を出にくくするよう予防的に頭痛薬を処方する療法です。

大抵の場合、頭痛発作時に使用する頭痛薬の処方から開始し、症状が強かったり、頭痛の回数が多かったりした場合、頭痛予防療法を追加するようです。

頭痛薬には、鎮痛効果の弱い市販薬から、抗うつ薬として用いられるような薬まで、症状や療法に応じて、さまざま薬が用いられます。

しかし、このような鎮痛薬は、使い続けると効きにくくなってきて、だんだんと強い薬を使用するようになり、薬に依存してしまう場合もあります。

操体法では、明確な原因が見つからず薬でごまかしているとか、頚椎が悪いことは分かっているけれどどうすれば良くなるかが分からない、といった多くの偏頭痛の痛みと悩みを解消しています。

偏頭痛に対する操体法の考え方

筋肉の異常緊張や椎間板の神経圧迫が偏頭痛の原因だと、操体法では考えています。

筋肉の異常緊張や椎間板の神経圧迫が偏頭痛の原因

慢性的な頭痛、偏頭痛、疲労時の頭痛、何年も継続的(または断続的)に頭痛があるなど、病院で明確な原因が見つからない場合。
首周りの筋肉の異常な緊張や頚椎の歪みや捻じれが頭痛に関係していると私たちは考えています。

簡単にいえば、首や肩の筋肉が異常に緊張すると、その部位で血流が悪くなります。首や肩は頭部に繋がる通路でもあるので、その部分で血流障害が起こると頭に行く血液量が不足し、酸欠と貧血の状態が起こります。
酸欠と貧血を知らせる警報として結果的に頭痛が起こるわけです。

また事故や過労、さらには睡眠不足や長期的な筋肉の異常緊張が原因で、頚椎の神経が圧迫される場合も急性の偏頭痛を発症します。

操体法では、このような筋肉の異常緊張や頚椎の歪みや捻じれを解消することで、数多くの方の偏頭痛を解消してきました。

首や肩の筋肉を緊張させる要因とは

では、首や肩の筋肉の異常緊張はどのようなことが要因で発生するのでしょうか。

肩に力が入っていたり、自分を守るために身構えたりすると、瞬間的に首や肩の筋肉は緊張します。
そのような状態が長く続き、繰り返されることで、筋肉が異常緊張しやすい状態になってしまうのですが、普段の何気ない出来事や習慣が、このような状態を引き起こす要因となっていることも少なくありません。

たとえば、仕事でパソコンを長時間操作したり、無理な姿勢で長時間作業をしたりしていると、気がつかないうちに首や肩に力が入ってしまっていることがあります。また、目の使い過ぎや疲れが原因で、首や肩の筋肉の緊張の原因となることもあります。

一方、職場の環境や仕事などにより緊張する機会が多いと、気がつかないうちに肩に力が入ったり、身構えてしまい、筋肉が異常緊張しやすい状態になっていることもあります。これをストレスといいます。
しかも、ストレスと記憶が結びついてしまうと、知らず知らずのうちに、たとえば会社に行こうとするだけで緊張し、頭痛を引き起こしてしまうことがあります。

そのような状態になると、精神的な要因が頭痛の原因となると判断され、カウンセリングなどにより頭痛を解消しようということになるのですが、誰でも感じるちょっとした緊張と筋肉の異常緊張が原因なので、結局、カウンセリングなどで頭痛が解消されることは少ないと聞き及びます。

事故やけが以外でも、椎間板の神経が圧迫されることがあります。

先ほども紹介したように、事故やけがといった衝撃によって頚椎の神経が圧迫され、頭痛の原因となることがあります。

また、過度なスポーツや姿勢、歩き方などが悪いことで、同様に頚椎の神経が圧迫され、頭痛の原因となっているケースも少なくありません。

偏頭痛への取り組み

筋肉の異常緊張を解消することで、ほとんどの偏頭痛は解消されます。

根本の原因を探る

首や肩の異常緊張を解消するためには、周辺の筋緊張をほぐす施術を行います。

しかし、偏頭痛の施術が難しいのは、施術を行うときに頭痛の症状が出ていない場合が多いことです。

たとえば捻挫であれば、痛みのある患部が施術により楽になれば、その場で効果を実感できます。
ところが偏頭痛はそうはいきません。

そのため、偏頭痛の場合は数回にわたって施術を行い、そのなかで根本の原因を探り、再発を予防するための改善策を探ります。

もっとも、施術を重ねるうちに肩こりや眼精疲労といった症状が改善されていくので、まったく実感がないということではありません。

頚椎の歪みや捻じれを解消する

一方、頚椎の歪みや捻じれが原因で頚椎の神経が圧迫されている場合は、ゆらしながらゆっくりと延ばしていくことで、頚椎が圧迫されないようにしていきます。

操体法のポイントは、ゆらしながらゆっくりと延ばすことです。

たとえば、ワインのコルク栓を抜くときを想像してみてください。無理やり、引っ張って抜こうとすれば、強い力が必要で、しかもコルクが途中で切れてしまうこともあります。

しかし、ゆっくり回しながらコルク栓を抜けば、より少ない力で確実にコルク栓を抜くことができます。

これは、分かりやすく説明するためのたとえ話ですが、頚椎も同じだと私たちは考えています。

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